努力だけでは一流にはなれない理由
今、真っ最中のオリンピック、メダルラッシュですね。
体操男子団体の金メダルには感動しました。そして、その後の会見で、内村選手が話されたコメントが大変興味深かったです。
記者 「どんな練習をしたら全ての種目で優秀な成績が出せるのですか?」
内村選手「まぁ無駄な練習をしないということです」
なんてことを話されていました。そのコメントを聞いた時にふと、以前、他の人も似たようなことを言っていたなぁと思い出しました。
努力
努力が好きな日本人って多いですよね。私もその一人で、ラッキーマンに出てくるキャラクターでも努力マンが一番好きです。(笑)
何事においても、すぐに結果を求めずに、まず努力せよという諸先輩方も多いです。
努力をせずに結果を求めるのは愚かなことですが、ただ単に努力をしても結果が出ないことが多いです。
それは一体なぜなのでしょうか。以前私が読んだ本にその答えが書いていました。
努力はベクトル量と考える
この言葉は
「いつやるのか?今でしょ!」で有名な林先生の言葉です。
彼は、「努力は裏切らない」という言葉は間違ってはいないが補足が必要だと言っていて、「正しい方向でなされた努力は裏切らない」とすべきだと言っています。
上の図で説明すると、まず目標(ゴール)があります。
そして、目標に向かって努力します。努力量とはベクトル(矢印)の長さです。
同じ量の努力をしても方向がずれていると決して目標には辿りつきません。
一流の人間になる人達にはきっとこのことがわかっているのでしょう。
努力をするのは当然であり、かつ努力できる時間は限られていています。
その努力を最大限に生かすために努力の方向を常に意識しているのでしょう。
努力の手順
努力の方向を確かめる → 実行に移す → 必要な量に達するまで努力を続ける
ここで大事なのは努力は単なる量だけではなくて方向性をもっているということなのです。
世の中のほとんどの人達は、一流の人達に比べて圧倒的に努力が足りないと思います。そして、一握りの圧倒的な努力をする方達の中でも、努力には方向性があると認識し、正しく努力する人間のみが一流の人間となり成功者となるのだと思います。
私もまだまだ努力も足りませんし、人生の目標も見出せてはいません。まずは必死に正しい努力をし、自分の人生の目標を見つけたいと思います。
最後に自分への戒めも込めて
不滅のホームラン王、王貞治さんの言葉を記します。
「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力とは呼べない。」